「何か資格でもあれば...」
ふと、そんな言葉が頭に浮かんだことはありませんか。
でも、そのすぐあとに、こんな気持ちが追いかけてくることも多いと思います。
「今さら勉強なんて、続くかな」
「若い人たちに混ざるのは、正直気が引ける」
「覚えても、忘れてしまいそう」
学び直しへの興味と、腰の重さ。
この2つは、たいてい同時にやってきます。
今日は、その両方の気持ちに正直に向き合いながら、無理のない学び直しの始め方を、一緒に整理していきましょう。
学び直しに気後れするのは、能力の問題ではない
今さら学ぶのは大変そう」と感じるのは、記憶力や理解力の衰えのせいではありません。
学生時代の”学び方”のイメージが、そのまま頭に残っているからです。
「学ぶ=苦しいもの」という刷り込み
テストのための暗記、順位を競う勉強、間違えると恥ずかしい空気。
多くの方にとって、「学ぶこと」の原体験は、そうした緊張感とセットになっているのではないでしょうか。
でも、大人になってからの学びは、誰かに評価されるためのものではありません。
自分のペースで、自分のために進めていいものです。
その前提を思い出すだけで、学びに対する肩の力が、少し抜けてきます。
できなかった経験より、できた経験のほうが少ない、という思い込み
「昔、途中でやめてしまった習い事があるから」
「英語も、資格の勉強も、続かなかった経験しかないから」
そう思っている方ほど、実は「今度こそ完璧に」と、自分にハードルを課してしまいがちです。
でも、続けられなかった経験があるのは、あなたに根気がないからではなく、当時の生活の中で、学びに割ける時間や心の余白が、単純に足りなかっただけかもしれません。
今は、そのころとは生活そのものが違います。
同じ物差しで、自分を測る必要はありません。
よくある3つの思い込みを、手放してみる
学び直しを始める前に、こんな思い込みがないか、一度確認してみましょう。
「資格を取らなければ、学びとは言えない」という思い込み
学び直しというと、つい「資格取得」を思い浮かべがちです。
でも、資格はあくまで学びの結果の一つであって、目的そのものではありません。
興味のある分野の本を読むことも、オンライン講座を1本受けてみることも、立派な学びです。
資格というゴールを設定しなくても、学び自体は今日から始められます。
「若い人と同じペースで進めなければ」という思い込み
学びの場には、年齢の異なる人が集まることも少なくありません。
そこで、つい「自分は遅いのでは」と、周りと比べてしまうことがあります。
でも、学ぶペースは人それぞれです。
早く覚えることよりも、自分の中に、じっくり残っていくことのほうが、実は価値があります。
比べる相手は、他の誰かではなく、昨日の自分で十分です。
「完璧に理解しなければ、意味がない」という思い込み
7割理解できれば、十分に前に進めます。
分からない部分があるまま次に進むことに、抵抗を感じる方は多いです。
でも、学びは一直線に積み上がるものではなく、行きつ戻りつしながら、じわじわ身についていくものです。
分からないところは、いったん置いて先に進み、あとから振り返ればいい。
そのくらいの気楽さで、ちょうどいいのです。
自分に合った学び方を見つける3つの視点
学び方には、実はいくつもの選択肢があります。
「勉強=机に向かって教科書を開くこと」という一つのイメージにとらわれず、自分に合うものを探してみましょう。
視点1:「何のために学ぶか」から選ぶ
同じテーマでも、「誰かの役に立ちたいから学ぶ」のか、「自分の視野を広げたいから学ぶ」のかで、選ぶべき学び方は変わってきます。
仕事につなげたいのか、趣味の延長として楽しみたいのか。
目的をひとこと言葉にしておくと、数ある選択肢の中から、自分に合うものを選びやすくなります。
視点2:独学・講座・コミュニティ、それぞれの向き不向きを知る
一人で黙々と進めるのが心地よい方には、書籍やオンライン教材を使った独学が向いています。
決まったペースがあったほうが続けやすい方には、通信講座やオンライン講座が心強い味方になります。
そして、誰かと一緒のほうが頑張れる方には、同じ目標を持つ人が集まる講座やコミュニティが合っています。
どれが優れているということはありません。
自分がどのタイプかを知っておくだけで、遠回りを減らせます。
視点3:まずは「1回だけ」試してみる
いきなり半年間の講座に申し込む必要はありません。
体験講座、単発のセミナー、無料の動画教材など、”お試し”できる入り口は、思っている以上にたくさんあります。
まずは1回だけ触れてみて、続けたいと思えたら、そこから少しずつ本格的に進めていけばいいのです。
学びを無理なく続けるための工夫
始めることよりも、実は続けることのほうが難しいと感じる方は多いです。
続けるための、小さな工夫をいくつかご紹介します。
「毎日」ではなく「決まった曜日」に組み込む
「毎日30分勉強する」という目標は、一日でも崩れると、そこで心が折れやすくなります。
それよりも、「火曜日と金曜日の午前中は学びの時間」というように、生活のリズムの中に組み込んでしまうほうが、無理なく続けられます。
できたことを、こまめに記録する
学んだ内容よりも、「今日はここまで進めた」という記録を、簡単にメモしておきましょう。
積み重なった記録は、そのまま自信になります。
進んでいないように感じる日も、振り返ってみると、少しずつでも前に進んでいることに気づけます。
一度立ち止まっても、そこで終わりにしない
忙しい時期や、体調が優れない時期に、学びが止まってしまうことは、誰にでもあります。
大切なのは、完璧に続けることよりも、止まった場所からまた再開できることです。
一度お休みしたことを、失敗と捉えなくて大丈夫です。
学びの記録も、ブログの立派なネタになる
これまでお伝えしてきた「ネタ帳」の考え方は、学びの時間にもそのまま活かせます。
「初心者だからこそ書けること」の価値
資格取得や新しい学びに挑戦しているとき、あなたは今、まさに初心者です。
その視点で感じた戸惑いや発見は、これから同じ学びを始めようとしている読者にとって、経験者の言葉よりも、ずっと身近に感じられるものです。
つまずいたことも、遠回りしたことも、そのまま誰かの道しるべになります。
「合格体験記」ではなく「挑戦している今」を書く
結果が出てから書こう、と思っていると、いつまでも記事にできません。
学んでいる途中の気持ちや、小さな気づきを、そのつど書き残していきましょう。
その積み重ねが、結果として、誰にも真似できない一次情報になっていきます。
まとめ|学び直しは、いつからでも、何歳からでも
学び直しに気後れしてしまうのは、能力の問題ではなく、学生時代の学び方のイメージを、そのまま引きずっているだけです。
資格という結果にこだわらず、「何のために学ぶか」から、自分に合った学び方を選んでみてください。
完璧を目指さず、7割の理解で前に進む。
毎日ではなく、決まった曜日に組み込む。
止まっても、また再開すればいい。
そのくらいの気楽さで、今日から一歩を踏み出してみましょう。
そして、その学びの過程そのものが、あなたのブログを、また一つ豊かにしてくれるはずです。